
🇩🇪海外生活🇨🇭スカーフについて考える🧕
ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
ヨーロッパの北に位置するハンブルクも連日最高気温25度以上の日々が続いています。
息子ボクちゃんの通う幼稚園では、子供たちがパンツ1枚になってお庭で水遊びをしていました。
お迎えに来た私に気づいた1人の女の子が、
🧒🏼「ボクちゃんのママ!見て見て!こんなに濡れちゃったの!」
と、キャッキャッ笑いながら話しかけてきました。
サファちゃん❤
この女の子はボクちゃんの仲良しのサファちゃん(仮名)。
とってもクールで私はサファちゃんが大好きです。
サファちゃんの何がスペシャルなのか?というと「群れてない」「自分を持ってる」からです。
幼稚園のほかの女の子はもうすっかり「女子」で、お姫様が好きだったり、ピンクが好きだったり、そしてなんとなくすでに派閥っぽいものができているのですが、彼女にはそれが全く無いのです。
サファちゃんのお話はコチラ👇でも
初めてサファちゃんと会ったのは、約2年前。まだコロナが猛威を振るっていた頃、ボクちゃんの慣らし保育中でした。
その頃幼稚園に来られる子供は、警察・医療・物流関係など(市民の生活に欠かせない職業)で勤務する親の子供だけだったので(そのほかの在宅ワークのお宅の子供たちは自宅待機でした)静かな幼稚園で始まった慣らし保育でした。
私が子供たちから離れた場所でポツンと待機していると、
ひとりの女の子がお皿を持ってやって来ました。それがサファちゃんでした。
サファちゃんは私の前にお皿を置くと、
🧒🏼「 iss(食べな)」
って。
私が「あ、ダンケ」って言って食べるフリをすると、今度はコップを持ってきて、また一言、
🧒🏼「 trinke(飲みな)」
って。笑
その時の様子が下の写真なんですけど、お皿に盛られたのはアニマルの模型で、スプーンがキチンと添えられて・・・
なんかシュールで、私は完全にツボに入ってしまいました。

日本の同調圧力に溢れた社会で成長した「長い物には巻かれよ」の私はにとって、「一匹狼でなんぼ」の彼女は幼いながらクールに見えるのです。
そんなサファちゃんは、なぜかボクちゃんとは波長が合うらしく、2人はよく一緒に遊んでいます。そして彼女は私とボクちゃんが話す「不思議な言葉=日本語」に興味津々で、色んな質問をしてきます。
彼女の家族はイスラム教で、お迎えに来られるママはいつもスカーフ(ヒジャーブ)を頭にかぶっています。
最近のニュースを見ながら、将来サファちゃんが「私はスカーフはイヤだ」って言ったら、彼女の意見は通してもらえるのかしら?と考えていました。
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国別スカーフへの対応
●ドイツ🇩🇪
ハンブルクの街を歩いていると、おそらく中学生くらいからイスラム教徒の女の子はスカーフを被っているようです。ドイツでは州によって法律も考え方も違うので、あくまでも私の主観で書かせていただきますが、女性自身が決めて良いようです。
ただし、自分のアイデンティティの一部としてスカーフを被りたいのか、家族から強制されて被っているのか、周りからはわかりえません。
●フランス🇫🇷
お隣のフランスでは、歴史的にキリスト教会と親密な王政を倒したこともあり、公立学校で宗教的なシンボルを身につけることが禁止されています。
またフランスでは人の表情を見てコミュニケーションをはかることが普通というより「大切なこと」とされてきたので、フランスに移住したいのならばフランスのやり方を受け入れてね。という宗教とは別の理由もあります。
これ、私はごもっともで、ぐうの音も出ないなぁと思いますが、どう思われますか?
●スイス🇨🇭
数年前ジュネーブの街を歩いていると、スカーフどころではない、頭から足まで全身真っ黒のアバーヤ(またはブルカ)と呼ばれるガウンを着た女性たちがウインドウショッピングしている姿を目にしました。(おそらく金融・石油関係の方のご家族かと思われます。)
2021年の国民投票で「公の場で顔を覆う服装を禁止する」法案が可決されたそうですが、こういった駐在員やその家族にも適用されるのでしょうか?
次にジュネーブに行くときは注意して見てみようと思います。
🧏🏻♀️「ただ、元々ジュネーブ以外のスイスでスカーフをかぶった女性を通常生活の中で目にすることはほとんどありませんでした。」
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今回はダラダラとイスラム教のスカーフについて書いてしまいました。
今は幼くて自由なサファちゃんが、このまま成長して、将来自分の意思でスカーフを着用するかしないかを決めることができればいいなぁと、お節介おばちゃん🧏🏻♀️は心配なのです。
お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki

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