私事

多様性について~パパが女性になる

ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️)

四月のある朝。🌞

いつものように、我が家では家族3人がバタバタと身支度をしていました。

すると、突然オットさん(🇨🇭主人)が、

👤「ㇱーッ!🤫今の何の音?」

と、私とボクちゃん(息子)を止めました。

静かにして耳を澄ますと、外から男の人の歌声のようなものが聞こえてきました。

👤「ああ!💡きっとラマダン明けでお祈りしてるのかな?」

そのあと幼稚園に向かう道すがら、イスラムの衣装を身にまとった人たちを普段より多く見かけました。

男性は皆真っ白い長いワイシャツのような恰好で、女性は春らしい淡い色のドレスとヒジャーブと呼ばれるスカーフに身を包んで正装されていました。

ハンブルクは移民が多いこともあり、このような宗教や文化の違いに、いちいち反応することはほとんどありません。

今回は多様性・diversity を受け入れることについて、

私の周りで起きたこと、過去のお話、

そして、私の頭の中で考えたことを綴らせてください。

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Diversity 万歳❗️🙌🏻

先日、ボクちゃんのお友達のパパに久しぶりにお会いしたんですが・・・

パパが女性になっていました。

一見ママが2人いるようです。

周りの父兄たちの反応は・・・変化無し

このご家族に特別な視線を向けることも、ましてや陰でコソコソなんてありません。

私がこうしてブログに取り上げてということは、私が🧏🏻‍♀️特異な目で見てしまっているのかな?なんて考えてしまいます。

私はこのパパの変化には確かに驚きましたが、自分を偽りなく表せることや、多様性を受け入れることができる周りの柔軟さが素晴らしいと思いました。

ちょうど我が家では、ボクちゃんには「男のくせに」とか「女だから」みたいな偏った見方を植え付けたくないと話していた矢先のことだったんです。というのも、我が家はオットさんが外で仕事をして、専業主婦の私が家事&子育て、という昔の日本のような暮らしぶりだからです。

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kiinaちゃん

私と同じ福岡県出身で歌手の氷川きよしこと、kiinaちゃん。

たぶん私たち、年齢も同じくらいです。

私のお婆ちゃんが氷川きよし君の大大大ファン❤で、亡くなる前は彼の顔写真付きのウチワを持参して入院生活を送っていました。

最近、従姉妹と電話したときに、お婆ちゃんの話題になりました。

👩🏻‍🦰(従姉妹)「お婆ちゃん、モーレツに氷川きよしが好きだったよねー。笑」

🧏🏻‍♀️「氷川きよしといえば!すごくキレイになったね。この前ネットニュースで変わった姿を見てビックリしたよ!」

👩🏻‍🦰「そっか!ユキちゃんはテレビ見ないもんね。美しくなったのは勿論だけど、以前よりイキイキしてるよ。」

🧏🏻‍♀️「お婆ちゃんが生きてたら、きよしの変化にどんな反応をしたと思う?」

👩🏻‍🦰「気にしなかったと思う。全てひっくるめて大好きだったから❤ 逆にイキイキしてる姿を見たら嬉しかったと思う。」

私も同感です。

でも、kiinaちゃんが本当の自分らしく生きることを決心した勇気は半端なかっただろうなぁと思います。

歌手って人気商売だから、ファンが離れてしまう不安や、面白おかしく「オネエ」扱いされる屈辱とか、私がこうして想像する以上に悩まれたんじゃないでしょうか。

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🧏🏻‍♀️👩🏻‍🦰「kiinaちゃん、応援してるよ!お婆ちゃんの晩年の暮らしを彩ってくれてありがとう!」

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多様性を受け入れる

「多様性を受け入れる」とは、決して「無関心になる」「無視する」ことではないと思います。

私たちが「自分と違う」と認識した人に対して警戒するのは自然なことだから、知りたいことや疑問があれば聞いていいと私は思うんですが、

どうでしょう?どう思われますか?

🧏🏻‍♀️「もちろん、失礼にならないように。」

🇮🇳🇳🇿🇯🇵

私が昔ニュージーランドのホステルに住んでいたとき、キッチンでインド人の男の子と居合わせて、そこから文化の違いについて話し込んだことがあります。

私にとってインドはヨガ、ガンジス川の沐浴、ボリウッド映画、カースト制度、映画で見たスラムの生活等々・・・エキセントリックなイメージしかなくて、好奇心を持っていたんですよね。

話をしてみると、彼は至って普通の「イマドキの」男の子で、その一方で私のイメージするインドの文化も背負っていました。

例えば、彼は非常に厳格な家庭に生まれ育ち、お肉を食べることを禁じられていたんです。

👨🏽‍🦲「もし隠れて食べたら、体臭が変わって父親にバレてひどく怒られるだろうな。」

🧏🏻‍♀️「マジか!」

彼は私がフライパンで焼いていたチキンを興味津々で眺めていました。

🧏🏻‍♀️「そもそも、なんでお肉を食べちゃダメなの?」

👨🏽‍🦲「いい質問だね。笑 わかんないけど、父がダメって言うからだよ。」

・・・

👨🏽‍🦲「ユキ、そのチキンを一口だけくれない?」

🧏🏻‍♀️「エ!いいけど…(怒られても知らないよ・・・)」

彼はフォークにチキンを1つ突き刺して、フウフウして食べると、

👨🏽‍🦲「ウン、美味しいね!」

と笑顔になりました。

その翌日、彼はお腹を壊して大変だったそうですが(初めてのお肉に身体もビックリしたんでしょうw)、それでもとても満足そうでした。

毎度まとまらない私の文章・・・申し訳ないです💦

ただ、少しだけ立ち止まって「多様性」について考える機会になれば幸いです。

よろしければ、ご意見やご感想をコメント欄やDMでお寄せ下さいね。

それでは、今回はこの辺で。

お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ

See you soon! Yuki

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ドイツ在住のユキです。スイス人の彼と息子とのドイツでの暮らしや、実家のあるスイスの情報・旅の記録を綴ります。

2件のコメント

  • とも

    多様性を受け入れる→ごもっともです。でも、父親が女になっていく変化を、分かっていても受け入れられず、苦しむ子供が私の側にいます。何が正確なのか分かりませんが、子供たちが傷つき、涙する姿は受け入れられません。

    • ユキ

      コメントありがとうございます❗️我が家は「男だから青、女だからピンク」「女の子はロングヘア、男の子はパンツ」みたいな刷り込みをしないよう注意して育てているつもりでしたが、息子は自然と青系の色を好みます。
      なので難しいんですが、自分らしく生きようとする人を受け入れられる人であって欲しいなぁと思いました。

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