ドイツ,  ドイツ(旅行・見どころ)

ドイツの日常🇩🇪エアバス工場見学ツアー✈️


ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️)

ハンブルクからベルリンへ引っ越す直前に、ハンブルクにあるエアバス(AIRBUS)の飛行機工場へ見学に行きました。

このツアーはエアバス社と旅行会社のGlobetrotter Erlebnis GmbH が共同で行っているものです。

工場の中は撮影厳禁🙅だったので、写真がほとんどありませんが、とっても興味深く大満足のツアーだったので、是非ご紹介させてください❤

うまくお伝えできると良いのですが・・・

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エアバス社

エアバスは世界中の航空会社の飛行機軍用飛行機ヘリコプターを作っている会社です。

そして私は知りませんでしたが、宇宙研究もしています。

よく「エアバス社とボーイング社はライバル⚡️」として扱われますが、実際にはエアバス社がボーイング社のためにパーツを作ったりと、お互いに敵意を持ったりはしていないのだそうですよ。

また、エアバスはフランスの会社だと思われがちですが、

🧏🏻‍♀️「私もフランスの会社だと思ってた。」

正解はヨーロッパの会社なんですって。

エアバスの本部はフランスのトゥールーズにあり、イギリス・フランス・ドイツ・スペインに工場があります。

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工場へ行く🚩

我が家には車がありません。

ハンブルクに5年半住んでいましたが、一度も車が必要だと感じたことがありませんでした。

が!

最後の最後で、エアバスに行く公共交通機関がなく困りました~💦

ツアー当日の朝、オットさん(🇨🇭主人)と一緒に息子を幼稚園に送り届けてから、タクシーを拾ってエアバスの工場に向かったのですが、我が家のあるハンブルク中心部からはカナリ遠く、タクシー代70ユーロ(11,000円以上!)くらいかかりました。😭💦💦

🧏🏻‍♀️「工場見学ツアーはたった25ユーロくらいなのに!」

そんなタクシーからの眺めです。

こうして遥々やって来たエアバス社”East Gate”です。👇

ゲートの左側にある古い建物内👇に旅行会社のカウンターがあるので、チェックインしに行きます。

旅行会社の看板があります。

この建物のすぐ近くで新しい大きなビルが建設中でした。

このビルが完成した後にエアバスのビジターセンターなどが入る予定なので、ゆくゆくは旅行会社のカウンターもに新しいビルに移動するかもしれません。

チェックインをするとイヤホンが渡されました。

ツアーガイドの話す言葉を聞き取るためのイヤホンで、ツアー終了後に回収されます。

ツアーにはガイド1人とセキュリティ1人が同行しました。

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ツアー開始!

エアバスの工場ツアーはドイツ語英語から選択できます。

私たちは英語のツアーに参加したのですが、アメリカからガチの飛行機オタクが大勢いらして、専門的な質問をガンガンされていました。(航空力学とかエンジニアリングを学ばれている学生さんみたいでしたよ。)

私には質問の意味さえ理解できない質問にもスムーズに回答される私たちのツアーガイドは、もともとエアバスの社員でエンジニアとして働かれていた男性でした。

定年退職後のリタイアメントプログラムとしてツアーガイドをされているそうです。

🧏🏻‍♀️「話を聞いていると、理系なのがわかる話し方で(実際の数をたくさん使いながら説明されたり)面白かったです。」

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15,000人以上のエンジニアが働いているエアバスのハンブルク工場は、エルベ川の中州部分にあります。

2000年過ぎに注文数の増加に伴いエアバス社は工場の拡張が必要になりました。

エルベ川を埋め立てして飛行機を組み立てる建物(ハンガー)を増築したのですが、この時の埋め立ての方法はドバイにあるパームアイランドと同じ方法が取られたそうです。

話の規模の大きさよ!

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ハンガー内にて

ひとつひとつのハンガーは当然ですがとっても大きくて、そして意外にも物が少なくて驚きました。届いたパーツは2日以内に取り付けられるルールが設けられており、ハンガー内に物があふれないようにしているのだそうです。

ハンガーごとに無事故の日数をカウントして、どのハンガーが最も安全か競っているんですよ。

また、パーツ1つ取り付ける際に3人で3度確認することが決められています。

🧏🏻‍♀️「“6 eyes security policy”と仰られていました。」

ハンガーは常に開けっ放しの状態なので、鳩が沢山(100羽以上!)入って来てしまいます。🕊

この鳩を追い出す為に、どうすると思いますか?

正解は、ハヤブサをハンガー内に放つのだそうです!🦅

🧏🏻‍♀️「冗談みたいなお話ですね!」

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企業努力

エ航空会社の支出の40%は燃料費ともいわれています。

機体が軽い=燃料が少なくて済みますから、飛行機の重さを軽くする為にエアバスは常に羽のカタチや、軽くても丈夫でなければならない素材などの研究を重ねています。

飛行機の塗装は数層塗られますが、塗料も機体の重さの一部になるので、極力薄~く塗られます。一回の塗装の厚みは私たちの髪の毛よりも薄いのだそうです。

そこで私はある「疑問」を持ち、ツアーガイドに聞いてみました。

🧏🏻‍♀️「機体を軽くするためにエアバスはこんなにも努力されているのに、航空会社は『ファーストクラスにシャワーを取り付けたい。大量の水を載せる必要がある。』なんてリクエストしてくるんでしょう? エアバスはどうリアクションしたのですか?」

ツアーガイドさんは立場上この質問に回答できませんでしたが(でも私の言わんとする事はわかる!と笑っておられましたw)、旅行者が何を求めているか等、色々と絡んでくるんでしょうねー。

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インターナショナル

エアバスの仕事現場は超多国籍で、社内用語は英語です。

カンティーン(社員食堂)では文化や宗教に合わせたお料理が提供されるそうです。

ツアーガイドはドイツ人なので、ランチはパンにソーセージを挟んだモノでサクッと済ませる派でしたが、フランス人の同僚はランチに時間をかけ、赤ワインまで飲みながら、さらには議論し始めたり・・・と文化の違いもあって面白かったそうです。

色んな文化や考え方の人たちが世界中から集まって「飛行機」というものを作るために協力して新たな開発をしているんだなぁ、ステキな会社だなあと思いました💛

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工場の敷地内には長い滑走路があります。

あの有名なベルーガ(飛行機のコンポーネントを運ぶ巨大な貨物飛行機)が飛来する目的もありますが、ハンブルクのエアバス社からフランスのトゥールーズまで社員とその家族だけが乗れる直行飛行機も発着しているんだそうです。

また出来上がった新品の飛行機を「納品」する際には、航空会社のパイロットがこのハンブルクの工場に来られて引き渡されるのです。

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こんな面白い裏話も聞けました。

とある航空会社が全席エコノミーのA380(世界一大きな旅客機。2021年生産停止)を作るようにエアバスに注文しました。今までにない大勢のお客様が搭乗するので、安全性を確保するためにドアの数を増やしたり、様々な工夫が加えられました。

🧏🏻‍♀️「万が一の時スムーズに脱出できるか様々な年齢層の大勢の人々(お客さん役)を規定時間内に機外に脱出させるテストなんかもあるそうな!」

エアバスによる全ての安全テストをパスした後、航空会社が更に検討しました。

結局、bagage claimにかかる時間が果てしなく長くなる点がボトルネックとなり、最終的には没になったそうです。

🧏🏻‍♀️「まあ、そうですよねー。w」

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いゃ〜、しかし楽しかった❤️

このツアーに参加する為だけにハンブルクに来る価値があると私は思えるほど、大満足の2時間半のエアバス工場ツアーでした。

ツアーが終わって、エアバスのお土産屋さんで息子にお土産買って帰りました。

🧏🏻‍♀️「定番の飛行機のモデルにしました。」

お土産はコチラで買いました。

✈️

注意事項

もし工場ツアーに行かれる際は以下の点をご注意下さい。

①オンラインで申し込み要

ツアーはドイツ語と英語を選択できますが、英語のツアーはだいぶ早めに予約することをお勧めします。また特別な工場なので、身元確認を厳しくされます。ツアーへはパスポート持参で。

②工場内は移動が多いです。歩きやすい靴で。

建物と建物の間は専用のバスに乗って移動しますし、建物内の階段をアップダウンすることも。かなりの運動量でした。

③撮影禁止

ツアー中はスマホのスイッチはオフです。同行するセキュリティが厳しくチェックしています。何度もキツく説明を受けたにも関わらず撮影しようとして怒られたアメリカンがいました。スマホで時間をチェックするのも注意されますよ!

④荷物は小さく

荷物を預けることはできませんでした。上記のとおり移動が多いので、荷物は極力少なめにすることをお勧めします。

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エアバスのように大きくて有名な、そして珍しい業界の中身をほんの一部見られて嬉しかったです❤

そういえば、以前勤めていた会社に『身内がうなぎパイの工場で働いている』という方がいらして、うなぎパイ工場の内輪話を聞けて楽しかったなぁ・・・。

エアバスと規模がずいぶんと違いますが。笑

🧏🏻‍♀️「うなぎパイ、美味しいですよね❤️」

それでは、今回はこの辺で。

お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ

See you soon! Yuki

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ドイツ在住のユキです。スイス人の彼と息子とのドイツでの暮らしや、実家のあるスイスの情報・旅の記録を綴ります。

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